家でもできる!ビオトープの作り方、注意ポイントのまとめ

「ちょっと変わったエクステリアが欲しい」「狭い庭でも自然を感じたい」「メダカを飼ってみたい」…そんな人にぜひおすすめしたいのが「ビオトープ」。

広義の意味では「野生動植物の安定した生息地」のことを指しますが、狭義の意味では主に池や睡蓮鉢などを使った水辺の再現のことを指すことが多いです。

季節感や、水棲生物たちの自然のままの姿を楽しむことができるのが何よりの魅力

一見難しそうに感じられるビオトープ作りですが、じつはそんなに難しいことはないのです!一度チャレンジしてみれば、その魅力にハマること間違いなしですよ。


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ビオトープ作りに必要な物

まずは、ビオトープ作りに必要なものを用意しましょう。

本格的にやろうと思えば際限なくお金はかかりますが…とりあえず形から始めるぶんには、ホームセンターなどで手軽にそろえることができますよ。

私が初めて作ったビオトープは、初期費用3000円もかかってなかったかと。思い立ったが吉日。ホームセンターへGO!です。

 

容器

最低限水漏れしなければ、容器は基本的に何でもOK。飼育したい水棲生物の大きさや数にもよりますが、睡蓮鉢やトロ舟が一般的

ですが、まずはお試し…ということなら、大きめのバケツや発泡スチロールなどでも大丈夫です。
ただ、私個人の圧倒的なおすすめは睡蓮鉢!エクステリアとしても素敵です。

 

底床材

底に敷く砂利や土を用意します。見た目の問題だけではなく、水を綺麗に保つためにとても重要!

砂利や土はバクテリアの棲み家となるため、水質を安定させるためには、あったほうがベターです。

大磯砂や赤玉土などが一般的。(ただし、園芸用のものは化学肥料や薬品が含まれている可能性があるため、よく確認しましょう。)

 

水生植物

水生植物は水中に日陰を作ったり、生き物たちの隠れ家となります。また、光合成をして水中に酸素を放出するという重要な役割も。

美しい花を咲かせるものもあるので、どんな植物にするか選ぶのも楽しみの一つです。定番のホテイソウやスイレンの他にも様々な植物があるので、レイアウトにはセンスも試されます。

 

水棲生物

代表的なものはメダカやエビ、ドジョウ、タニシ、金魚などです。購入するも良し、自分で池や川へ出向いて捕まえてくるも良し。

 

いざビオトープ作り!

1.容器と底床材を洗う

まずは容器と底床材を洗いましょう。汚れやホコリ、また底床材には薬剤が付着していることもあるので、しっかり洗ってくださいね。

砂利は水が濁らなくなるまで、赤玉土などの場合はいくら洗っても濁りは出るので、納得のいくまで適度に!

今回用意したのは睡蓮鉢&大磯砂。

 

2.水を入れる

容器の底に底床材を敷き、ゆっくりと水を入れていきます。

基本的に生き物を入れるのはにごりが落ち着いてからになるので、この時点ではカルキ抜きなどは必要ありません。

水は容器の側面に流すようにしてゆっくりと入れましょう。

激しく流しいれると砂利や土が舞い上がって、なかなか濁りがとれなくなってしまいますよ!水を入れた後は、濁りがとれるまで待ちましょう。

カルキ抜きも兼ねて、一晩ほど放置。この時、早く完成させたいがために濁りがとれないまま植物や生物を入れてしまいがちですが…はやる気持ちを抑えて、じっくりと待ってくださいね。

きれいに洗っても、かなり濁っているのがわかります。

 

3.水生植物を入れる

水生植物を入れる時も、激しくすると水が濁るので慎重に。

ただ、床底材に直接植えるタイプや水に浮かべるタイプはこのタイミングで入れるのですが、睡蓮など鉢植えごと沈めるタイプのものは、床底材を入れる前に設置しなければなりません。

うっかり先に床底材を入れてしまうと、鉢植えの底がグラグラして安定しません…。

(私も初めて挑戦した時に、この失敗をしました。砂利をかき分けながら鉢を置くのは至難の業です…。)

用意したのはスイレン、ホテイソウ、アナカリス、フィランサス少量。

 

4.水棲生物を入れる

さて、ここでいよいよ待ちに待った水棲生物の投入です!

ただし、この時点ではまだバクテリアが定着しておらず、生物を入れてもすぐに星になってしまう可能性が高い状態。

まずは水中のバクテリアを増やすために、水質の変化にも強い丈夫な生き物(パイロットフィッシュという役割です。)を数匹投入しましょう。

数週間から1ヶ月ほどで水質が安定してきますので、そこから徐々に生き物を増やしていってください。これでビオトープの形はひとまず完成です!

 

ビオトープの維持・メンテナンス

ビオトープは限りなく自然に近い形で作られるので、あとは放置しておいても大丈夫!と思われがちですが、その考えは甘いです!

いかにビオトープと言えども、少なからず維持の手間は必要ですし、気を付けなければならないポイントもいくつかあります。

というわけで、ここからはそれらの注意事項をまとめていきますね。

 

水換え

完全にバクテリアが定着して、自然の循環が完成すれば水換えの必要はほぼありません。

しかし、ビオトープを立ち上げてからバクテリアが定着するまでは、アンモニアなどの有害物質が溜まってしまうので、水換えが必要です。

最低でも立ち上げから2週間ほどの間は、3日に一度を目安に水の3分の1を交換してあげてください。

これが結構面倒くさいのですが…これをやらないと、水質が安定する前にパイロットフィッシュたちが星になってしまったりするんですよ…(これも失敗経験アリ)。

水換えの際も、水は容器の側面に少しずつ流すようにして入れましょう。

 

水の追加

水質が安定してからは水換えの必要はありませんが、当然水は蒸発していくので、減った分だけ足してあげましょう。

屋根のない屋外の場合は、雨水で補給されるのであまり必要ありません。

ただし!大雨の時には容器から水が溢れ出て、植物や生き物たちまでもが流されてしまうことがあります。

そうならないように、容器の側面上部に穴を開けるなどして、水が溢れないように工夫しましょう。

 

水が濁ったら?

特に日当たりの良い場所では、容器の側面に緑色の藻が生えてきたり、水が緑色になってきたりします。

そうするとすぐにでも水を抜いて容器を洗いたい衝動に駆られますが…その必要はありません。緑色の水はグリーンウォーターと呼ばれ、生き物たちにとってはとても体に良いものなんです。

ただ、見た目はものすごく悪いですよね…。せっかく綺麗に作ったのに、見ても全く楽しくない。

しかし、水を綺麗に換えてしまっては、せっかく定着したバクテリアまでもが失われてしまうのです。

それではどうするのか?

そんな時は、「エビ」や「タニシ」など苔や藻を食べてくれる生き物たちを投入すればいいのです!

これがまぁビックリするほど効果的で、我が家では「ミナミヌマエビ」に頑張ってもらっているのですが、あっという間に側面の藻がなくなっちゃいました。

水も澄みましたし。ミナミヌマエビかなりオススメです。

 

枯れた植物

枯れた植物はバクテリアやエビなどの餌にもなりますが、あまりに量が多いと腐って水質が悪くなってしまいます。

特に寒くなってきて植物が枯れ始め、生き物たちもあまり食べ物を必要としなくなったら、こまめに枯れた部分を取り除きましょう!

枯れたものを放っておくと、見栄えも悪いですしね。

 

餌はやらない

ついつい餌を与えたくなってしまうのですが…。基本的にビオトープでの飼育では餌をやる必要はありません。

逆に餌をやると、食べ残しが腐って水質を悪化させたりする可能性があるのです。餌をやるとしても、すぐに食べ切れる少量だけを与えるようにしましょう。

 

生物を増やし過ぎない

ついついたくさんの生物を入れたくなるのですが、生物が多すぎると酸欠や水質悪化の原因となってしまいます。

例えば、金魚で言えば一匹当たり一リットルの水が必要と言いますが、ビオトープの場合はもっと余裕を持って飼育したほうがいいでしょう。

 

さいごに

いかがでしたか?思ったよりも、ビオトープ作りって簡単ではないですか?

少しでも興味がある人は、ぜひチャレンジしていただきたい!ビオトープは作るのも楽しいですし、眺めるのも楽しいです。

暇さえあれば、何時間でも眺めていられますし、最高の癒しになりますよ。


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Posted by you