ヒバカリを捕まえるための方法と気を付けておきたいポイント|ペットショップとの違いも解説

近頃じわじわと人気の出てきているヒバカリ。しかし、ヒバカリは「飼おう!」と思ってすぐに手に入れられるものではありません。

基本的にヒバカリとの出会いはお店で買うにしても自分で捕獲するにしても一期一会…。機会を逃すと何カ月経とうと出会えないこともあります。

今回は、そんなヒバカリとの出会い方について、「購入したほうがいいのか、捕まえたほうがいいのか」なども踏まえながらまとめていきたいと思います。


ヒバカリが入手困難な理由

ヒバカリはブリーダーが繁殖しているようなペットスネークではなく、お店で売られているものもほぼ野生個体を捕まえてきたものです。つまり、安定して流通するようなヘビではないということですね。

採集も一年中行えるわけではありませんから、自分が欲しいと思った時に都合良く手に入る、というのはレアケースでしょう。また、ペットショップでないと手に入らない海外産のヘビと比べると、「その辺にいるヘビでしょ?」ってな感じであまり需要がないのが現実…。

近頃は爬虫類を扱うペットショップも増えてきていますが、こういった野生種を販売しているところは少ないです。

ただ、じっくりとタイミングを待てば、時には「大量入荷しました!」なんて売り出されることもありますから、基本的には様々なお店にアンテナを張っておくのが一番ですね。入手困難な割に値段はお手頃で、一匹2000円前後で販売されることが多いようです。

ただし、じつは販売されているものは冬眠中のものを無理に起こして連れてきている可能性が…。その場合、冬眠を途中で起こされたヒバカリは弱っていることも多く、どんなに手を尽くしてもすぐに帰らぬ人(ヘビ)になってしまうことがあります。

自力での捕獲を目指す場合も、入手困難なのは同じ。ヒバカリは生息環境が限られる上に、見つけにくく逃げられやすいという三重苦。心してかからねば、ヒバカリを捕獲することはできません。

とは言え、時には偶然パッと捕まえられたり大量捕獲したりできるのが、ヒバカリ採集の面白いところでもあるのです。

 

私とヒバカリの出会い

個人的な思い出話になってしまいますが…参考までに我が家のヒバカリとの出会いについて記してみたいと思います。私とヒバカリのファーストコンタクトは、庭の草抜きをしている時でした。

あらかた草を抜いたあと、ふっと見ると何やら黒いひものようなものがウネウネと動いているではありませんか!

初めはトカゲかと思ったのですが、捕まえてみるとなんとものすごく小さなヘビ。この時点では毒ヘビなのかわからなかったので、ひとまず山へお帰り願いました。

そしてそれから数年後…庭で洗濯物を干していると、再び視界の隅に黒いウネウネと動くものが!
以前一度見ていますから、今度はすぐにそれがヘビだと気づきました。

その頃ちょうど「何かペットでも飼いたいなー」と思っていたので、チャンスとばかりに捕獲。やはり毒ヘビかどうかは不明だったので、素手で触るのは避け、手近にあったスコップで進路を塞ぎながら、同じく手近にあった虫捕りカゴの中へIN。

とても動きが素早かったので、とにかく目を離さないように、必死で進路を塞いでカゴの中へと放り込みました。

そしてそこからはくまなくヘビの体を観察。日本に生息するヘビの特徴などを調べに調べて、このヘビが「ヒバカリ」だということにたどり着きます。

これが我が家のヒバカリとの出会いでした。このように、意図せずして簡単にヒバカリを捕まえてしまう、というパターンも多々あるのです。「子供がどこかから捕まえてきた」というパターンも多いんだとか。

「ヒバカリが飼いたいから捕まえる」と言うよりは、「ヒバカリを捕まえたから飼ってみる」という人のほうが多いかもしれません。

 

自力でヒバカリを捕まえてみよう!

もし本気でヒバカリを飼いたい!と思っているのなら、お店で販売されるのを待つよりも、自分で捕獲にチャレンジしてみてもいいでしょう。「絶対に見つけられない幻のヘビ」というわけではないので、きちんと計画を立てて根気よく探せば、きっと出会えるはずです。

捕獲に適した場所や時間、捕獲の際の注意点などをまとめるので、参考にしてみてください。

 

捕獲に適した場所

ヒバカリの生息地は低い山地や森林。そしてそれらの中でも、水辺に近い場所を好みます。ですので、近くに山や森林のある田んぼ、川、池、湖などの付近を探すのが効率的。

 

我が家は家の裏手が山で庭の隅には山から流れ出てきた水が小さな小川を作り、さらに家の目の前には池と田んぼという超好立地にあります。おかげで、上で紹介した以外にも、何度も庭でヒバカリと遭遇しています。(ちょっと自慢です。)

このような自然豊かな環境にお住いの人は、家の付近を探すだけで簡単に出会えるかもしれません。山(森林)と水辺がセットになっている、こんな感じの場所が狙い目。

 

捕獲に適した時期

野生のヘビは冬眠をしますから、冬眠中は捕獲することができません。見つけるのが難しいというのも理由の一つですが、冬眠中や冬眠前のヒバカリを捕まえると、弱ってしまう可能性が高いのです。

おすすめは冬眠明けの春から夏にかけて。特に初夏あたりはヒバカリの産卵・孵化シーズンですので、生まれたばかりの幼体を捕まえたいのであれば、おすすめです。一匹見つけたら、その付近に兄弟がいる可能性も高いです。

幼体は手のひらサイズです。しっかりと目を凝らさなければ、見逃してしまうほどの小ささ!

 

捕獲に適した時間

ヒバカリは「薄明薄暮性」のヘビですから、明け方と夕方によく活動を行います。その時間帯を狙って水辺を捜索してみると、餌を食べに出てきたヒバカリと遭遇できる確率が高くなります

とは言え、真夏でなければ昼間でも草むらの中などをウロウロしていることもあるので、時間をかけて探してみましょう。

 

ヒバカリの捕獲方法

ヒバカリはとにかく小さくてすばしっこい上に、臆病で人の気配を感じるとすぐに逃げ出します。見つけた後は、瞬発力の勝負。成体を捕まえるならば、虫捕り網などを使うよりも、手で捕まえるのが一番効率的です。

ただし!もしも万が一ヒバカリ以外のヘビだった場合や、ヒバカリに噛まれてしまった時のために、厚めの軍手は必ずはめておきましょう。なるべく長袖長ズボン、そして草むらに分け入る場合は長靴などを着用してください。

 

小さな幼体を捕まえる場合は、私がやったようにスコップと虫捕りカゴのような容器を使い、まるでホウキと塵取りでゴミを取るようにして捕獲するのがおすすめ。スコップで素早くヒバカリをすくい上げ、容器の中へと放り込みます。あまり強くやりすぎるとヒバカリの負担になるので、あくまでも優しくソフトに。

容器も軍手も百均で揃います。最低限これだけあれば、ヒバカリの捕獲へ繰り出せますよ!

 

ヒバカリとの出会い方についてのまとめ

ヒバカリをお店で買うのも、自力で捕まえるのも、それぞれにメリットとデメリットがあります。お店で購入する場合は、健康状態やどんな餌をよく食べるのかなど、お店の人に確認できるというのが大きなメリットです。

タイミングを待ってお金を出せば、確実に手に入りますしね。ただし、冬眠から起こして捕まえてきたものなどを黙って販売している場合もあり、そういったケースではすぐに弱ってしまうことも。

自力で捕獲する場合、メリットは何と言っても愛着が湧くこと、そして運が良ければ一度に何匹もゲットできる可能性もあることでしょうか。

デメリットとしては、いくら探しても見つからない場合もあることや、餌の好みや健康状態がすぐにはわからないと言ったことが挙げられます。これらのメリット・デメリットをよく踏まえた上で、ヒバカリとの素敵な出会いができるといいですね。