ヒバカリは何を食べる? エサの種類について解説

ヒバカリを飼育する上で最も重要なのが、「餌」の問題です。基本的には生き餌しか食べない上に、餌も簡単に手に入るものばかりではありません。

ここでは一般的にヒバカリの餌として紹介されているものから、私が個人的に試してみた結果などをまとめていきたいと思います。

一般的に紹介されている餌

自力での採集がカギ…「ミミズ」

ヒバカリは個体によって好みの餌が違いますが、我が家のヒバカリも好んで食べるのがミミズです。

ガーデニングや家庭菜園などをやっている人ならば、土を耕す際などに捕獲しておくのも容易でしょう。

私たちが普段よく目にするミミズは、このフトミミズか「シマミミズ」なのですが、このうちヒバカリが食べるのはフトミミズ。

 

シマミミズは食べません。フトミミズは主に土の中に生息し、シマミミズは枯れ葉の下など土にあまり潜らないのが特徴です。

ですので、ヒバカリの餌用にミミズを探すなら、土を掘り返して探しましょう。ちなみに、釣り餌などとして売られているのは繁殖が容易なシマミミズ。

そのため、ヒバカリの餌用ミミズは自力で採集してこなければいけません。

採集したミミズは、湿らせた土を入れた容器(蓋つき)で飼育(?)。捕獲できる時にできるだけたくさん確保しておくと、いつでも新鮮なミミズを供給することができます。

 

食いつきナンバーワン!…「オタマジャクシ」

ほとんどのヒバカリの大好物といっても過言ではないオタマジャクシ

我が家でも「こんなに食べる子だったのか!」と驚くほど、オタマジャクシに対する食いつきは良かったです。

自分の頭より一回りも大きいオタマジャクシでも難なく食べられますよ。

オタマジャクシは熱帯魚などの生き餌としても売られているので、購入することも可能です。

ただし、まだあまり量を食べない幼体の時には、自分で随時必要な分を採集したほうがいいかもしれません(オタマジャクシは思いのほかデリケートで、わりとすぐにダメになります)。

 

ヘビと言ったらコレ…「カエル」

カエルはオタマジャクシほど食いつきはよくありませんが、やはり好物な部類に入るようです。

 

初めてカエルを与える場合はヒバカリの方もかかりビビるので、出来る限り小さめのサイズがおすすめ。

大きすぎるものは、カエルの足が口に引っかかったりしてとても食べにくそうですし…。

カエルはミミズなどに比べると圧倒的に栄養価も高いし腹持ちもいいので、特に冬前にはたくさん食べさせておきたい餌ですね。

 

ただ…アマガエルやヒキガエルなどは毒があるので食べさせてはいけない、とも言われています。

これには「自然界では食べているし、大丈夫だ」という説もあったりして、真偽のほどはわかりません。

我が家で与えているのは、近場で採集したおそらく「ツチガエル」か「ヌマガエル」のどちらか(カエルはあまり見分けがつかない…)。

熱帯魚用の生き餌として売られている「ツメガエル」なども食べますよ。

 

最も入手が簡単…「メダカ」

一年中入手が簡単な餌はなんといってもメダカ。

 

ほとんどのペットショップでいつでも売られているので、必要な時にすぐ手に入れられるのは大きな魅力ですね。

また、ビオトープでも作って繁殖させれば、いつでも新鮮なメダカを食べさせることができますよ。

ただ一つ残念なのが、オタマジャクシやカエルに比べると食いつきがいまいちだということ…(もちろん個体差はあるので、メダカが大好きだというヒバカリもいると思います)。

我が家のヒバカリたちを捕獲した近辺にはメダカがいないので、馴染みがないというのも理由かもしれません。

 

飛び出しに注意…「ドジョウ」

ドジョウはメダカほどどこでも売られているわけではありませんが、通販などでも生き餌として売られているものを購入することができます。

ただし注意しなければならないのは、エサとして与える時に水から飛び出してしまうということ

ドジョウはとにかくよく水から飛び出すので、かえしが付いていて飛び出しにくい容器に入れて与えるのがいいでしょう。

 

こんな餌にもチャレンジしてみました

上で挙げたような一般的な餌以外にも、食べられるものがないかどうか、リサーチした結果を紹介します。

あくまでも我が家のヒバカリに与えてみた結果なので、もしかすると他のヒバカリだと食べる・食べないがわかれるかもしれません。

 

魚の切り身…「×」

白身魚の切り身をヒバカリに与えている動画を見たことがあり、もしこれが可能なら餌の調達がかなり楽!と思い試してみました。

しかし残念ながら結果は×。

スーパーで売られている海水魚、川や池で釣った淡水魚などを試してみましたが、どれも食べてはくれません。

しかし根気強く餌付かせれば、切り身でも食べてくれる日が来るのかもしれません。

 

鶏肉…「×」

鶏肉を食べるヘビもいるということを知り、これにも挑戦。しかし結果は惨敗。

興味を示すことすらなく、完全にスルーされました。

 

ドッグフード…「×」

「多くのヘビはドッグフードで育てられる」という情報を耳にし、挑戦してみましたが…やはり食べてはくれませんでした。

我が家のヒバカリは生き餌すらピンセットからは食べないので、元気に動いている生き餌にしか興味がないのかもしれません。

 

コオロギやダンゴムシなど…「×」

ヒバカリを捕獲した周辺に生息している、虫たちも試しに与えてみました。しかしこれも食べてはくれませんでした。

 

川や池にいるメダカサイズの小魚…「〇」

メダカではありませんが、同じくらいの大きさは食べてくれました。これまでに与えたのは「モロコ」という魚の小さいやつと、それによく似た別の魚(種類が分かりませんでした…)

ヒバカリを捕獲した近辺で獲れた魚なので、おそらく自然下でも食べているのではないかと思います。

 

生き餌ではないカエル…「×」

こちらも、カエルを冷凍しておいて与えるという方がいたので試してみました。

我が家の場合冷凍ではなく、生き餌としてストックしていてお亡くなりになったものを使いました。(腐ってはいないです。)

しかしこれも全く食いつかず。ピンセットで動かしたり、少し温めたりしてみましたがダメでした。

この実験結果からも分かるように、我が家のヒバカリは基本的に生き餌以外は興味すら示しません。

メダカやミミズも、生きているものにしか食いつかず…。

ヒバカリは偏食の激しい種類だとも言われており、カエルは全く食べない、ミミズは全く食べない…なんて子もいるようです。

もしかすると生き餌でなくても大好き!という個体も、中にはいるかもしれませんね。

 

どのくらい餌を与えたら良い?

一般的なペットスネークならば、「〇日おきにマウスを1匹」などという目安がハッキリしています。

しかしヒバカリの場合は個体差も大きく、はっきりとした目安がありません。そもそもヒバカリは大食いで餌切れに弱いヘビなので、「食べるだけ食べさせる」のが基本。

参考までに、我が家のヒバカリ(生後1年以内)の食事量を記しておきます。

  • ミミズなら…2日に1匹~2匹(ミミズのサイズによる)
  • オタマジャクシなら…1日に1~2匹、2日に2~3匹
  • メダカ(小魚)なら…2日に1~2匹
  • カエルなら…3~4日に1匹

 

まだ体が小さいので、一度に食べる量は思ったよりも少なめです。

他のヒバカリと比べて、食べる量はどうなんだろう…?と心配になることもありますが、ひとまず痩せることもなく元気で過ごせているので、大丈夫だと思います。

 

ヒバカリが食べる餌のまとめ

この記事を読んで、ヒバカリ飼育のネックになるのが餌だということが、よくわかってもらえたでしょうか。

体が大きくなると一度にオタマジャクシ10匹食べたりするようになりますし、餌の確保は大変です。

栄養バランスの面でもいろいろな種類の餌を与えるのが良いとされているので、食べられる餌をたくさん用意してあげてくださいね。