ヒバカリの成長と脱皮について(前兆・脱皮不全の対処法も解説)

ヘビは脱皮をしてどんどん大きくなっていきます。それは体の小さいヒバカリも同じ。

やはり人間には体験できないことですから、実際に初めて脱皮に遭遇すると、ビックリしてしまうことも多いです。

そこでここでは、ヒバカリの脱皮の流れ、私が見た脱皮の過程、そして脱皮不全の対処法について、まとめてみようと思います。

<スポンサーリンク>

脱皮の頻度はどのくらい?

通常、ヘビの脱皮は幼体で年4回ほど、大きくなるにつれて3回、2回と減っていきます。我が家のヒバカリも、捕獲した5月から9月頃までの間に4回脱皮をしています。

もっとも、脱皮の回数にも個体差や環境差がありますから、「幼体なのに3回しか脱皮しなかった…」などと落ち込む必要はありません。

ただし、脱皮が中途半端な状態から進まない「脱皮不全」は危険です。

脱皮不全は最悪の場合死に至ることもありますから、そうならないように気を付けてあげなければなりません。

脱皮不全については、後で詳しく見ていきます。

 

脱皮には前兆があります

ヒバカリが脱皮をする前には、前兆があります。よく観察することで脱皮の前兆に気付くことができ、場合によっては脱皮の瞬間に立ち会えることも!

 

体色が薄く(白っぽく)なる

これは本当によーく見ないと分かりません。どちらかと言えば脱皮をした後に「そういえばちょっと色が薄かったな」と気付く感じです。

 

食欲が落ちる

ここしばらく餌の食いつきが悪い…という場合、数日後に脱皮が行われる可能性が高いです。

ただし体調不良ということも考えられるので、念のためよく観察してあげてください。脱皮が終われば食欲は元に戻ります。

 

目が白く濁る

これが最も分かりやすい脱皮の前兆です。目が乳白色になっているので、初めて見ると「病気かも!?」とギョッとするかもしれません。

この白く濁った状態は大体1日たつと元に戻り、そこから数日後に脱皮が始まります。濁ってすぐ脱皮というわけではないので、焦らずに。

 

水浴びをする

水をよく飲んだり、水浴びをするのも脱皮の前兆サイン。体を湿らせることで脱皮しやすくなるのです。

 

顎のあたりに小さなささくれ

これはいよいよ脱皮開始の合図です。顎の皮から次第に剥けていきます。

これらの前兆は必ず毎回起こるというわけではありませんし、前兆が起こらない・気付かないまま脱皮を迎えることもよくあります。

脱皮を見逃したくない!という人は、特に脱皮の盛んな春から夏ごろにかけて、前兆を見逃さないようにチェックしておきましょう。

ただし、脱皮中はヒバカリも必死ですし、あまり間近でジロジロ見ているとストレスを感じてしまうかもしれません。

脱皮中はできるだけソーっと、少し離れたところから観察しましょう。

どうしても脱皮が進まない(脱皮不全)という場合以外は、無暗に触るのも避けてくださいね。

 

脱皮の過程

私は一度だけ、脱皮の始まりから終わりまで立ち会えたことがあったので、その時の様子を順を追ってまとめてみますね。

 

前兆~脱皮開始前

まず上記のように食欲が落ちる、目が白く濁るなどの前兆があり、数日後には脱皮が始まるだろうと常に気にしていました。

そして目の濁りが元に戻った翌日、ヒバカリの下顎のあたりに小さなささくれのようなものを発見!

これはいよいよ脱皮だな…と思いつつ観察をしますが、なかなか脱皮は始まらず。

その間、ヒバカリはいつもより落ち着きなくケースの中をウロウロしたり、変な姿勢で固まったりを繰り返します。

そのまま2時間ほどたち…ヒバカリが体を床や壁にこすりつけるような動きを始めました。すると下顎のささくれ部分から少しずつ皮がめくれていき、いよいよ脱皮開始!

 

脱皮開始~途中経過

脱皮を開始すると、ほんの少しずつではありますが、ささくれが大きくなっていきます。しかしまだまだ「ささくれ」の域を出ず、そのまま数分間頑張ります。

そしておもむろに水入れの中へ体をくぐらせ、体全体を湿らせたヒバカリ。

その状態から体を壁にこすりつけると…なんとか首をちょっと過ぎたあたりまで脱皮成功!

そこからもやはり体をこすりつけながら、少しずつ徐々に皮がひっくり返って脱げていきます。

 

途中経過~脱皮終了

体の半分ほどまでは、スローペースで進んでいた脱皮。ケースの中を動き回り、何度も何度も床や壁に体をこすりつけながら皮を脱いでいきます。

しかし皮がちょうど水苔に絡まった瞬間、そこからズルズルーッ!と一気に尻尾まで脱げました。

 

脱皮が完了したヒバカリは、今までの落ち着きない様子が嘘のように、通常運転に戻りました…めでたしめでたし。

 

ヒバカリの脱皮を見た感想

皮が脱げていく過程は、まるで鼻パックで角栓がたくさん取れた時のような爽快感があります。

まだかまだかとソワソワしていたので長く感じましたが、実際は脱皮開始から30分もかかっていなかったと。

前兆に気付かなかった時には、「お風呂入っている間に脱皮が終わってた」なんてこともありましたから。

初めて見ると感動するので、ぜひ一度は見てもらいたいです。脱皮が終わった後の抜け殻は、しっとりしていて不思議な感触。

ヒバカリも体がツヤツヤしていて、発色も良くなっています。

 

スムーズに脱皮を終えるために

ずーっと観察していると時間がかかるように思えますが、私の見たヒバカリの脱皮はとてもスムーズに終わったパターンだと思います。

この脱皮がいつまでも終わらないとなると、それは「脱皮不全」です。脱皮不全の原因として考えられるのは以下の通り。

 

水分不足

乾燥していると、皮が上手く脱げない原因となります。脱皮の前兆があったら、霧吹きなどで湿度を上げる、水入れにきれいな水をたっぷり入れておくといった対策をしましょう。

 

摩擦不足

ヘビは自分の手で皮が脱げるわけではないので、何かに体をこすりつけて摩擦で皮を脱いでいきます。土や石・枝など、ヒバカリが体をこすりつけやすいものを用意してあげてください。

 

寄生虫、病気

これらが原因の場合、素人では根本的な解決はできないので、専門家に頼って治療を行うしかありません。

 

栄養不良

栄養不良でも脱皮不全に陥る場合があります。しかし「栄養不良だから脱皮不全になったんだ!」とは気づきにくいので、日頃からしっかりと栄養管理はしておきましょう。

 

脱皮不全が起こった場合の対処法

もしも脱皮不全が起こってしまった場合、少し脱皮のためのお手伝いをしてあげてください。別のケースを用意して、そこにぬるま湯(25度~30度くらい)を2~3㎝ほど入れます。

その中でヒバカリをしばらく温浴させてあげましょう。そうすることで皮がふやけ、脱げやすくなります。

ヒバカリが無事に皮を脱ぎ始めたら、お湯から出して脱皮の様子を見守ってください。

それでもなかなか脱げにくい箇所があるという時は…そっとピンセットなどで取ってあげましょう。

無理に取ったり、まだ十分にふやけていない状態で取るのはダメですよ。

温浴をしてすぐに脱皮が成功する場合もあれば、数日かかってしまうこともあるようです。そんな時も焦らず、何度か温浴をさせてあげましょう。

それでも脱皮が進まなかったり、なんだかヒバカリの元気がなくなってきた…という場合には、病院へ

 

ヒバカリの成長と脱皮まとめ

脱皮はヒバカリにとっても飼い主にとっても、一大イベントです。きちんとした知識が無ければ、危うく命を危険にさらしてしまうことも。

いざという時に焦ってしまわないように、脱皮についてきちんと頭に入れておきましょう。

<スポンサーリンク>

Posted by you